サイパン旅行3 戦争の跡地

サイパンに行ったもう一つの目的。
それは　太平洋戦争の跡地に行くことです。

始めに行ったのが　バンザイクリフ。
追いつめられた人々が　海へ身を投げた場所です。

バンザイクリフに　着きました。
お店すらない　静かな場所でした。


あたりには　たくさんの慰霊碑が
たっていました。


悲しい歴史が　皮肉なくらい
青がまぶしい　きれいな海です。

ここから飛んだ人たちは　どんな気持ちだったろう。
気がつくと　涙が出ていました。

太平洋戦争で戦場になったサイパンでは
一説によると　25,000人もの日本の兵隊が死に
5,000人もの人が　みずから死をえらんだそうです。

次に訪れたのは　ラストコマンドポスト。
最後の指令地後のようです。


本当にここにあったのかは　わからないけれど
当時の大砲が　いくつも朽ちて残っています。


日本軍の戦車の残骸。
こんな小さな戦車で　アメリカと戦っていたのかと
絶望的な気持ちになります。

最後は　スーサイドクリフ。
「自殺の崖」です。
ここからも何人もの日本人が　自ら命を絶ちました。

身のすくむ高さです。
遠くにバンザイクリフが見えています。


僕が昔見た記録映像では
母親が自分の子どもを投げおとし
自分も後を追うように　飛び降りていました。
愛する我が子を　投げる親の絶望はどんなだったろう。
となりにいるむすこを見て　そんなことを考えました。


この崖も　慰霊碑が多く立っていました。
願わくば　仏さまと神様が
ずっと見守ってくださいますように。

ただ　どの場所にも　日本人らしき人は
いませんでした。
悲しい歴史を知らないことは　悲しいことだなぁと
思いました。

こんな歴史があって　ぼくたちやむすこが生きている。
このことに感謝しないといけないなぁと
いっぱいいっぱい　思ったのでした。

つづく。